朝日新聞:三月十日asahi.comより引用
チベット自治区指導者「カルマパ問題の政治利用に反対」
北京での全国人民代表大会(全人代)に参加中のチベット自治区人代のライディ主任(区共産党委副書記)は9日記者会見し、チベット仏教の高位活仏カルマパ17世のインド出国問題について「これをダライ・ラマ集団などが祖国分裂をはかる政治活動に利用することに断固反対する」と述べ、同教の最高指導者ダライ・ラマ14世に身を寄せたカルマパ17世の政治利用に強い警戒心を表明した。カルマパ問題で自治区指導者が中国国内で外国人記者に見解を表明したのは、これが初めて。
同主任はカルマパ17世が住まいの同自治区のツルプ寺に残した「祖国、民族に背かない」などとした手紙を「自分でも見た」と強調。「ダライ・ラマ集団と国外の勢力が17世を支配し、自己の政治目的達成のために利用している」と非難した。 <以下略>
しかし、朝日新聞って人権人権と必要以上に騒ぐ割には、チベット人の人権を認めようとしないんだね。チベット人は人間じゃないとでも思っているのだろうか。
この記事で紹介されたのは支那共産党の発表だけである。この意味では、朝日新聞は支那共産党の日本支部機関誌としての役割を完全にこなしている。
支那共産党は「カルマパ17世の政治利用」を懸念しているが、これまで彼をもっとも政治利用してきたのはどこの誰だっただろう。支那共産党はチベットを支配するために、支那の傀儡となる仏教指導者を立てた。これがカルマパ17世である。しかし、カルマパ17世は完全に傀儡となってはいなかった。支那共産党と朝日新聞にとっては完全に飼い犬に手を咬まれたと言った感じだろう。
しかも、「祖国、民族に背かない」とカルマパ17世が手紙を書いているようにいい、カルマパ17世の祖国が支那であるかのような誤解を与えている。なにも知らない読者は支那の一地方でのただの民族問題だと勘違いしてしまう。
朝日新聞もチベットが支那の一部であるかのように報道するが、1940年代まで、未だかつて一度もチベットが支那の一部であったことはないのである。チベットは立派な独立国であった。1949年までは・・・。
1949年に突然支那共産党軍は支那チベット間の国境を越えて侵略を開始した。平和な仏教国だったチベットは組織的な抵抗もできないまま征服されてしまったのである。侵略前まで600万人いたチベットの人口はすぐに400万人程度まで減ってしまった。うち100万人はインドに亡命しているので、残り100万人は、支那共産党軍の手によって、何らかの方法で戸籍に載らない状態にさせられたのである。もちろん50年たった今でも行方不明だ。
また、インドに亡命中のダライ・ラマ14世が自らの後継者に指名した「パンチェン・ラマ11世」は、指名された直後から行方不明になっている。支那政府の発表では、「支那のある場所で幸せに暮らしている」との事である。おそらく殺されているか、もしくは激しい洗脳教育を施されていることだろう。
しかし、この現実に朝日新聞は目をつむる。チベットでは人権問題は発生していないという。チベットでの独立運動はすべて「反乱」であると記事に書く。このようにチベット人の人権を踏みにじりながら、自らの権利だけを主張する朝日新聞を決して許さない。
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