平成十二年二月二十一日〜二月二十四日まで


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■《天声人語批評》(2000/02/24)

■《朝日新聞社 asahi.com 天声人語:2000/02/24:より引用》

 埼玉県秩父市で50万年前の建物跡らしき穴、奈良県明日香村では最古の流水遺構が、あいつぎ発見された。

 「わが故郷は秩父」という男性の読者(69)から、ユーモアに満ちた手紙をいただいた。〈いままで私は「関東武士団の中で知られた武蔵7党の末裔(まつえい)であり、鉢形(はちがた)城(埼玉県寄居(よりい)町)の家老職の子孫にて……」などと己の出自をやや自慢げに語っておりました〉

 〈ところがです、故郷秩父は過疎化が進み、地場産業も停滞がちで心傷む状態。加えて昨年は「富本銭(ふほんせん)」の発掘で、故郷の自慢の一つだったわが国最初の貨幣「和同開珎(わどうかいちん)」発祥の史実も少々色あせ気味でした。これについては当時、貴欄にも「秩父市に同情する」と書かれたものです〉。たしかに1年余り前、そう記した。

 〈ああ、同情されるようになってはおしまいだ、と意気消沈しておったところへ、降ってわいたのが「秩父原人」の大ニュースです。わが秩父が脚光を浴びることに喜びいっぱい、胸が躍るとともに、地道に発掘を続けられた学究の方々に頭が下がります〉

 <中略>

 さて、読者の手紙の結び。〈以後、私は「武蔵七党の末裔」を取りやめ、「秩父原人の末裔」を名乗ろうかどうか検討中です〉

 朝日新聞って、個人主義の新聞じゃなかったのかな。祖先がどうとかという事柄に対しては反対の立場だったと思ったが。

 人間性の低い輩ほど、自分の「祖先は・・・」とか言いたがる。この現実の社会に生きていて、そんな何千年も前のことなど何の役に立つというのだろう。自分は自分であり、それ以上でもそれ以下でもない。自分という存在の足下がしっかりして、それをよく確認できていれば、先祖がどうとかという話にはならない。自分自身の存在が心細く、何かしら自分の存在を証拠づけるものが必要なのだろう。哀れなほどに惰弱だ。

 しかしながら、我々はこの日本に生きている。いや、生かされていると言った方が正しいかもしれない。先祖からの遺産を受け継ぎ、日本人としての誇りと自覚を持って生きている。それは、その地域のという狭いものではなく、日本列島において、この数千年の間はぐくまれた文化文明の継承者としての我々である。日本のどこに住んでいようとよいではないか。そんな偏狭なことを言わずに、我々はすべて日本人である。

 つまり、日本という文化の大きな流れの中で歴史の流れと現在の文化との交点に我々がいる。我々の前後にも人間はいるし、左右にも人間がいるのである。我々は日本人なのである。秩父原人の末裔であろうとなかろうと関係ない。我々は日本人の末裔である。


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■《天声人語批評》(2000/02/23)

■《朝日新聞社 asahi.com 天声人語:2000/02/23:より引用》

 「知事の時代」が訪れたかのようだ。銀行への新税、ディーゼル車の排ガス規制などで話題をさらった東京の石原慎太郎知事に続き、こんどは三重県の北川正恭(まさやす)知事である。

 きのう午前、県議会での所信表明で北川知事は述べた。「芦浜原子力発電所計画の推進は、現状では困難であると言わざるを得ない。白紙に戻すべきだ」。午後、たちまち、この原発の建設をめざしていた中部電力の社長が応じた。「計画を白紙に戻し、原発の立地計画を改めて検討していく」。

 こういう場合に使うことばではないだろうが、つい「打てば響く」と言いたくなるくらいの反応の早さ。知事の一言は、それほど重く、かつ適切だった。熊野灘に面した芦浜原発の予定地では、もう36年以上も賛否両派がもめ続けていた。知事の要請による「白紙」の結末は、原発計画では初めてのことだ。

 <中略>

 さらに11月、芦浜原発予定地で地元住民らの賛否の声を聴いた。この問題をめぐり三重県知事が地元入りしたのは、36年余で初めてだった。こうした足跡をたどると、きのうの知事の態度表明が説得力をもった一因が、わかるような気がする。自身で見て、考え、決断する。決して「前例踏襲」ではない。

 それに比べ国会議員諸氏は、などというつもりはない。「知事の時代」といっても、いろいろな知事がいる。いま輝いている何人かは、カラ出張や接待問題が起こったとき正面から向き合った知事たちだ、との指摘を聞いた。


 そういえば、石原都知事の前の知事、青島知事が就任して東京都市博を中止したときにも同じようなことを言ってたっけ。朝日新聞は青島都知事に相当期待しているような論調だったが、結局青島は何もせずじまい。ま、朝日新聞が推薦する人物なんて、ろくな人間がいないからね。

 三重県の知事が原発に反対したからってどうだって言うんだ。そりゃあ原発に賛成の知事もいれば反対の知事もいるだろう。原発に賛成の意見は適切で、反対の意見は不適切とでも朝日は言うのだろうか。

 北欧のいくつかの国は原子力発電所を作っていない。また、電気の大量消費国であるアメリカも、この20年間原子力発電所を作っていない。これらの国々では、電力の需要をどのようにしているのだろう。

 まず北欧。これらの国々は、第二次大戦後の環境破壊の教訓から、二酸化炭素の排出量を押さえている。つまり、大規模な火力発電所は作ることができない。しかも原子力発電所もないということだから、どこから電気を調達しているのだろうか。答えはフランスである。ヨーロッパで最多の発電用原子炉を持つフランスから電気を購入している。つまり、自国では火力発電所も原子力発電所も環境面と安全面から作ることができないので、そのリスクをすべてお金でフランスに押しつけているのである。

 アメリカではどうだろう。この国もこの20年間原子力発電所を新設していない。増加した電力消費はすべて、火力発電所の増設でまかなっているのである。ちなみに、アメリカ人一人あたりのエネルギー消費量は日本人の約二倍。もちろん群を抜いて世界一である。彼らは二酸化炭素や窒素酸化物をばらまき倒しても気にしない。世界がどうなろうと関係ないのである。

 こうしてみていると、原子力発電所を作らないからと言っても根本的になにひとつ解決はできていないのである。原子力は事故さえ起こらなければ二酸化炭素も窒素酸化物も出さない非常にクリーンなエネルギーだ。しかし、ひとたび事故が発生するとチェルノブイリを見るまでもなく悲惨なことになる。かといって、原子力をやめてその不足分を火力発電所で補うというわけにもいかない。地球温暖化の問題があるからだ。

 エネルギー問題は非常に重要な問題だけに国民のコンセンサスが重要になってくる。この問題は一地方自治体が決定してよいものではない。そういう意味で、三重県知事の決定を適切と諸手をあげて喜べるほどASSAHI新聞社はバカではない。

 これから日本のエネルギー問題をどうしていくかは重要な国民的問題である。原子力に変わる代替エネルギーがすぐに用意できない以上、原子力の即時廃止は現実的ではない。朝日新聞や日教組などの原子力に反対する団体は、まず自分たちがエネルギー消費量を30%くらい減らしてから主張すべきだろう。朝日新聞が消費する紙の量だけでも相当なものである。ウソばかり並べ立てるくだらない記事しか書かないのだから、印刷するだけ無駄だ。それを各家庭に配るだけでも相当のエネルギーを消費している。まず、朝日新聞を廃刊にしてこの壮大な無駄遣いをすぐに中止すべきだと朝日新聞に強く主張する。

 


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■《天声人語批評》(2000/02/22)

■《朝日新聞社 asahi.com 天声人語:2000/02/22:より引用》

 第一次大戦のころだというから、80年以上も昔だが、両端だけにしか芯(しん)を詰めていない鉛筆がフランスに輸出された。そうすれば安く製造できるという、一部の業者のあさはかな計算だった。

 もちろん、インチキ品として送り返され、日本製鉛筆の悪評はヨーロッパ中に広がった。同じような例は、たしか缶詰にもあった。中身の魚などの代わりに石ころを入れ、ごまかそうとしたのである。当然ながら、これも露見した。

 <中略>

 関西電力の原子力発電所で使われる予定だった核燃料の中に、金属製のねじやコンクリートとみられるかけらが入っていたそうだ。燃料を製造した英核燃料会社(BNFL)の社員が意図的に混入させたのだという。報道に接して、かつての日本の不誠実なふるまいを連想してしまった。

 むろん状況はずいぶん異なるのだが、相手をバカにした悪質な行為である点、早晩明るみに出てしまう点、犯人が簡単に特定できる点では共通する。しかも、この燃料を原発で使えば燃料棒破損による事故を引き起こしかねないというから、悪質の度合いははるかに上だ。なぜ、そんなことをしたのか。

 昨年来、BNFLによる燃料の検査データねつ造が紙面をにぎわしている。問題点を調べた英原子力施設検査局は、ねつ造の背景に「工場の不十分な人間工学的設計」と「うんざりする作業」もあるのではないか、と報告した。面倒なのでデータを差し替えたとすれば、心の荒廃もきわまれりだ。

 異物混入も、うんざりゆえなのか。背筋が寒くなるどころの話ではない。


 八十年も前の話を持ち出してまでも、どうあっても日本は悪い国だという印象を植え付けたいらしい。朝日新聞の記者に日本人はいないのかね。日本人の皮をかぶった支那人とか。

 ま、なににしても外面だけ整えて中身が伴わず相手をバカにしている製品は身近にもある。みなさんご存じの通りの朝日新聞だ。とりあえず新聞紙らいし体裁は整えており高級紙を自認してはいるが中身が伴っていない。事実を隠蔽し、虚実を捏造し、本来の事柄の意味をねじ曲げて伝える。支那共産党のプロパガンダを行い、日本人を非難し貶める。

 もちろん、先述の核燃料とはずいぶん異なる点はあるが、相手をバカにした悪質な行為である点、犯人が簡単に特定できる点は共通する。しかも、朝日新聞の記事を真に受けてしまったら精神破壊による国家の崩壊を引き起こしかねないというから、悪質の度合いは遙かに上だ。なぜこんな事を朝日新聞はし続けるのか。毛沢東主義の熱病から醒め切れていないとしたら心の荒廃もきわまれりだ。


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■《天声人語批評》(2000/02/21)

■《朝日新聞社 asahi.com 天声人語:2000/02/21:より引用》

 栃木県小山市の白鴎大学で経営学を教える柳川高行さんは、仕事がら、駅と大学の行き来に通る商店街が気になる。目に付くのはカラオケ店の落ち込みぶりだ。多少値は張るけれど味の良さが評判だったハンバーガー屋も、店じまいした。

 どちらも学生を上得意にしていた。教え子のほとんどが携帯電話を持ったころからの変化である。「通信費がかさむ分だけ、ほかを切りつめている」。そんな柳川教授の見立ては、総務庁の家計調査でも裏付けられた。30歳未満の若者が払う通話料はこの10年で2倍に増え、食費の方は1年間で6%も減ったという。

 授業中に鳴り出す。ところかまわず大声で話す。大学でも携帯の評判は芳しくない。でも、これほど影響力があると、文句をいうだけでは済まなくなった。重宝な連絡手段として積極的に使いだすところも現れている。

 たとえば関西大学。新4年生の携帯に就職情報を流すことにしている。1日に何社も回っていては大学に戻るゆとりなどない。電子メールのやり取りができる機種に限られるが、最新の情報が出先でもわかる。同志社大学や大阪学院大学では休講のお知らせさえ流している。「学校のつごうで講義を休むなら、学生に周知させるのは当然」(大阪学院大学)という説明だ。

 日本昆虫協会の会長でもある奥本大三郎・埼玉大教授には、携帯を持ったことで人間は昆虫に一歩近づいたように映る。大きな森の片隅に住む虫にとって互いに出合うのは容易ではない。触角を持ち、仲間が分泌するフェロモンなどを感じるから、集まることもできる。

 たしかに、アンテナを伸ばし互いに居所を確かめあう姿は、昆虫によく似ている。「でも、人間は文字を持っている。こちらをおろそかにしたら元も子もなくなる」と奥本さん。フランス文学者の立場からは虫の世界への急接近が気になる。



 「でも、人間は文字を持っている。こちらをおろそかにしたら元も子もなくなる」という部分。
いいね。人間の発明した物の中で最も優れた物の一つが文字だ。文字があれば情報や意志を記録し後世に残すことができる。活字の社会への影響力も計り知れない。「ペンは剣より強し」とよく言われる。活字は使い方次第によっては武力に勝ることがある。それをよく認識し最も悪用しているのが、なにを隠そう朝日新聞なのである。

 朝日新聞は言葉をもてあそぶ。その影響力を知っているからだ。人間は情報を入手し、考え判断し理解し、自分の意思に変える。その情報入手手段としての新聞の役割は大きい。では、その入手した情報が間違っていたらどうだろう。本当はそんな事件がなかったにもかかわらず、まことしやかに捏造され報道されているとしたら。また、本当は伝えるべき事実が朝日新聞の手によって選別され、支那共産党と朝日新聞に不利益となる事実が故意に削除されていたとしたら。そして事実のみではなく、本来読者が判断すべき事柄を朝日新聞が支那共産党と朝日新聞の意図するように思考を誘導していたとしたら。

 朝日新聞を購読し、TVニュースといえばニュースステーションしか見ていない一般の国民は正常な思考ができない。”事実”を知ることができない以上、そこから導き出されるのは誤った思考でしかない。

 もっとも、本質を見極める”目”を養っていれば、例え狡猾な朝日新聞の洗脳攻撃からでも身を守ることができる。また、真実と虚構を見分けることもできる。しかし、戦後50年間の朝日新聞と日教組の愚民化政策によって多くの人は本質を見極める目を退化させてしまった。

 朝日新聞の手によって多くの人が人間から虫などの下等動物に急接近してしまった。



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